校長室だより

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二つ目の役割を果たす

全校朝会の話                                    令和6年11月25日

二つ目の役割を果たす

― 令和6年度の後半に向けて ―

 2学期も残り1か月、令和6年度は残り4か月となりました。2学期は、運動会や学習発表会などの大きな行事を、皆さんの力でつくり上げてきました。その中で、皆さんは、いろいろなことに「チャレンジ」してきました。

 このような行事以外にも、4月以降、皆さんは、自分たちで考え、アイデアを出し合って、日野八小を「今より もっと楽しく」するための取り組みを積極的に進めてきました。本校独自のキャラクターづくり(ハッピーはちはち)、「なかプレ」の用具を使った昼休みのイベント、ハッピーはちはち指示棒づくり、他学年や幼稚園・保育園との交流、地域や保護者の皆さんの力を借りた総合的な学習の時間の取り組み、七生緑小あおぞら学級との交流、たちばな学級の閉級に向けたタイルアートづくりの企画…などなど、数えきれないくらいのチャレンジをしてきました。このような取り組みが進む中、私たちの日野八小は、どんどんと活気づいてきています。

 ところで、皆さん。4月に皆さんにお話しした「各学年の役割」を覚えていますか。各学年に二つの役割を示しました。今の皆さんの姿を見ていると、その一つ目の役割は見事に果たしていると思います。そして、令和6年度の後半に向かう今、二つ目に示した役割に注目してほしいと思っています。ここには、次の学年に進級・進学するまでに取り組んでほしいことが書かれています。一つ目の役割を果たしながら歩んでいる皆さんには、この二つ目の役割を果たす力が、しっかりと身に付いているはずです。今、改めて二つ目の役割を見直し、3月までの間にその役割を果たしてほしいと思います。この役割を果たす時、皆さんは、自信をもって進級・進学できる力を身に付けることができると思います。

 仲間と共に、この二つの役割を果たし、進級・進学へと向かって歩んでいってほしいと思います。そのことが、今年度のテーマ「すすんで・みんなで・楽しんで ―チャレンジ ひのはち!-」の実現につながるのだと思います。

         <各学年の役割>

「成功」を振り返る

全校朝会の話                   令和6年10月21日(月) 

       「成功」を振り返る

○運動会は、保護者や地域の皆様からもたくさんの拍手と称賛の声をいただき、

 子供たちにとっても、「大成功」の喜びを感じたことと思います。

○保護者の皆様から寄せられた感想や、子供たちが書いた運動会の振り返りを読み、

 子供たちと一緒に、次のことについて考えました。

1 成功したって、どういうこと?

 ➝ 子供たちの振り返りから、「成功」をどのような言葉で表現しているかを

  ピックアップしました。

 ・自分の力を出し切ることができた ・できなかったことが、できるようになった

 ・今までより、上手にできた    ・みんなで力を合わせることができた

 ・楽しくできた。 ・見ている人に感動を与えることができた

2 はじめからうまくできていたの?

 ➝ ここでは、はじめは不安であったこと、うまくいかずに落ち込んだこと、

  どうしたらよいか分からなくなったこと…などついて振り返りました。

3 それで、どうしたの?

 ➝ ここでは、不安な気持ちや落ち込んだ気持ちになったとき、どのような行動を

  とったのか…について振り返りました。

  ・できるまで、何度も練習した   ・家でも練習した。

  ・毎回の練習に集中して取り組んだ ・友達に教えてもらった

  ・友達と励まし合い、協力し合って練習を続けた

4 そのあと、どうなったの?

 ➝ 「3」の行動をとった後の、子供たちの振り返りの言葉をピックアップしました。

  ・だんだんと、こつが分かってきた ・すこしずつ、できるようになってきた

  ・自分も友達も、上手になってきた ・なんだか楽しくなってきた

  ・楽しくて、夢中になって、もっと上手にできるようになりたいと思うようになった。

5 そして迎えた当日は…?

 ➝ ここでは、当日の演技や競技の直前の子供たちの言葉をピックアップしました。

  ・とても緊張した      ・自分一人じゃないと思った

  ・全力を出し切ろうと思った ・これが最後だ…と思って集中した

  ・たくさんの人に、練習の成果を見てもらおうと思った

 ➡ 2から5までの順を辿って、自分たちの出番を迎え、存分に演技や競技を行い、

  子供たちは「成功」を実感しました。

6 「成功した…」って、思えるのは…

 〇上手くいかないことがあったり、不安になったり、悩んでみたりしながら、

  自分の力と仲間の力で、不安や悩みを乗り越えてきたからこそ「成功した」

  と感じることができるのだと思います。

7 まだまだ続く、「チャレンジの チャンス!」

 〇2学期、3学期と、まだまだチャレンジのチャンスはたくさんあります。

 〇学習発表会などの行事の中で、授業の中で、習い事や地域行事の中で、

  チャレンジしてみましょう。自分たちでそのチャンスの場をつくり出してみる

  こともできます。

 〇得意なこと、好きなこと、苦手なことなどにチャレンジし、上手くいくこと、

  上手くいかないことを味わいながら、仲間と共に試行錯誤を繰り返し、

  「成功した」という気持ちを、たくさん味わっていきましょう。 

運動会に向けて チャレンジのチャンス!

9月30日(月)全校朝会の話

運動会に向けて

― チャレンジのチャンス! ―

 運動会の練習が進んでいます。子供たちが考えた今年度の運動会スローガンは…

「パワー全開 全力スマイル 第八小学校」です。

 1学期、今年度の目標「チャレンジ ひのはち! ―すすんで・みんなで・楽しんで―」について子供たちに話をする中で、「チャレンジの仕方は二つある」と伝えました。

 〇 自分の好きなこと、得意なことにチャレンジする

 〇 自分の苦手なこと、得意ではないことにチャンレンジする

 八小の子供たちの中にも、運動会が好きな人、運動会が苦手な人…いろいろな人がいると思います。もうすぐやってくる「運動会」は、運動会が好きな人にとっても、ちょっと苦手だな…という人にとっても、「チャレンジ」をしてみるチャンスです。自分のもっている力をいっぱいに発揮して、短距離走や演技に取り組んでいこうと話しました。

 また、八小の全校の子供たちが「チャレンジへのチャンス」を生かすことができるようにするために、5・6年生は、運動会の係活動に取り組んでいます。その姿を紹介しました。

 運動会に向けて取り組む子供たちの姿に、たくさんのエールを送っていただければ幸いです。

      

第2学期始業式 「チャレンジしよう!」

第2学期始業式の話

チャレンジしよう!

 第2学期のスタートにあたり、今年度の子供たちと教職員が共有して取り組んでいる目標を、改めて確認しました。

   令和6年度 学校づくりの目標 「すすんで・みんなんで・楽しんで! チャレンジひのはち

 その上で、次のことを伝えました。

 今学期は、運動会や学習発表会などの行事、各教科等の学習の中で、いろいろなことにチャレンジする機会がたくさんあります。自分がチャレンジしてみたいと思ったことに、どんどん取り組んでいきましょう。

 「チャレンジ」は、常に成功するとは限りません。うまくいかないことや、失敗した…と思うこともあるでしょう。そう思うことがあるからこそ「チャレンジ」なのです。確実に成功すると分かっていることだけを並べてみても、それだけでは「チャレンジ」とは言い切れません。失敗をおそれずにやってみること…うまくいかなかったと思っても工夫を凝らして諦めずにやってみること…これこそ「チャレンジ」です。

 でも…本当は誰でも、失敗することは「うれしいこと」ではありません。では、うまくいかなかったり、失敗したと思った時、皆さんはどうしていますか?どうしたら、あきらめずに前に進むことができるのでしょう。自分の周りの人が「失敗した…」と思っている時、その人のために自分にできることは何でしょう…?

 2学期には、こんなことを、みんなと一緒に考えながら、「チャレンジ」を続けていきたいと思っています。

 2学期の全校朝会では、このことについて考えていきたいと思います。

 さあ、2学期のスタートです。「チャレンジひのはち」の目標達成を目指して、いろいろなことに挑戦していきましょう。

「なかよしプレイタイム」を振り返って(6年生のチャレンジ)

7月8日(月)の全校朝会から

「なかよしプレイタイム」を振り返って

― 6年生のチャレンジ/最上級生としての責任感 ―

 本校のリーダーである6年生が、1学期の「なかよしプレイタイム(なかプレ)」の振り返りをしました。今より、もっと楽しい「なかプレ」をつくることで、「今より もっと楽しい学校」をつくろうと考えて、この「振り返り」をすることになりました。各班の班長である6年生は、次の3点について振り返りました。

 ①  もっとメンバー同士が仲良くなるために

 ②  もっと遊びを楽しくするために

 ③  2学期からやってみること(改善点)

 班長の皆さんは、①②を振り返りながら、いろいろなことを考えました。その中で、班長としての悩みも出てきました。「メンバーのみんなが、なかなか話を聞いてくれない…」などという声もありました。

 しかし、そこで班長のみなさんは考えました。どうしたらよいのだろう…。そして、出した結論が、「自分たちのやり方を変えていく!」ということでした。「もっと話を聞いてください。」と、メンバーにお願いしたり、注意をしたりするのではなく、「自分たちが、もっと楽しい遊び方を工夫し、分かりやすいルールにしたり、説明を短くしたりすれば、きっと、メンバーのみんなにとって、もっと楽しい遊びができるようになる。そうすれば、きっと、スムーズな運営ができるようになる。」と考えたのです。

 この班長の皆さんの姿からは、「相手に変化を求めるのではなく、自分たちが変わっていこう。そうすることで、自ずと相手が変わり、共に目標を達成していくことができる。」と考えていることが伝わってきます。

 班長の皆さんは、このような考えに立って「③2学期からやってみること」を考えました。そして、遊び方についてのアイデアはもちろん、メンバーである下級生への接し方にまで考えを及ばせていました。「メンバーに、明るい声掛けと笑顔で接する。」「一緒にやろうと、声をかける。」「メンバーの名前を覚える。」「あまり話をしない人に、積極的に話しかける。」「メンバー同士が交流できるようにする。」「自分たち(6年生)が楽しんでいる姿を見せる。」…。

このような6年生の姿からは、最高学年としての自覚と責任感を感じます。この姿を見て、私は、「6年生!ありがとう!」という気持ちでいっぱいになりました。

 同時に、このような気持ちで「なかプレ」をつくっていこうとする6年生に、1年生から5年生までの皆さんが協力できることは何だろう…と投げかけました。6年生の思いを受け止め、1年生から5年生が、自分たちにできることや、自分たちの役割を考えながら、6年生とともに「今より もっと楽しい『なかプレ』づくり」にチャレンジしていくことを期待しています。