校長室だより

校長室だより

新たな期待…役割を果たす子供たち

12月4日(月)全校朝会での話

もう一つの役割を果たして…

 11月の全校朝会では、4月に皆さんに示した「期待する役割」に加えて、もう一つの「新たな役割」を示しました。今日は、その役割を果たしている姿を、皆さんに紹介します。

 まずは、6年生です。私たちの学校のリーダーである6年生は、先日、日野市立小学校連合音楽会に参加しました。この音楽会は、他の学校のリーダーである6年生が集まって、日野市の煉瓦ホールで、お互いの演奏を披露し合い、聞き合う場です。広く、大きな煉瓦ホールのステージで、皆さんのリーダー6年生は、合唱「Can do ー君が輝くとき―」と合奏「シング★シング★シング」を演奏しました。6年生全員が舞台に立ち、客席を向いて立つ姿は、とても凛々しく、美しいものでした。一曲目の合唱が始まり、その歌い出しは、見ている人を圧倒するほど力強く、同時に、とてもきれいな音でした。そして、二曲目の合奏。一人一人が、今自分に出せる一番きれいな音を出そうという気持ちになり、一生懸命に、そして、楽しそうに演奏する姿は、見ている人の心を動かしました。合奏が終わった時には、ひときわ大きな拍手が、ホールに響いていました。

 6年生は、私たちの学校以外の場でも、リーダーらしい、立派な姿を見せていました。自分たちの演奏を、自分たちの力でつくり上げ、全力を尽くし、楽しむ姿…これは、先日お話しした6年生のもう一つの役割「最高学年の残りの期間を、自分たちの力で、自分たちにとってかけがえのないものにつくりあげる(自分たちのために)」という姿そのものでした。

 続いて、2年生です。2年生は、これまでに「まち たんけん」の学習で学んだことを、1年生に向けて発表しました。調べたこと、インタビューしたことを基に掲示資料をつくったり、クイズにしたり、劇にしたりして、1年生に分かるように伝えました。その翌日には、「レッツゴー あさかわ」の学習で、1年生と一緒に浅川に行きました。ここでも、2年生が1年生を見守り、助け、一緒に遊ぶ姿が見られました。

 2年生には、4月に、「1年生を見守る」ことを役割として話しました。先日は「もう一つの役割」として、「1年生と一緒に過ごしながら、学校の楽しさを1年生に伝えていくこと」を話しました。今回の二つの活動を通して、2年生は1年生に「2年生になると、こんな勉強をするよ。」「こんなことも、できるようになるよ。」と伝えました。それを見たり聞いたりした1年生は、きっと「2年生になったら、自分もこんな発表をしてみたい。」「次の1年生に教えてあげたい。」「1年生が困っていたら、今度は自分たちが助けてあげたい。」と思ったことでしょう。2年生になるのが楽しみになった1年生も多かったと思います。2年生が、しっかりと「もう一つの役割」を果たしていたことが伝わってきます。

 11月に各学年の皆さんにお話しした「もう一つの役割」。さっそく、この役割を果たしている学年があります。とても嬉しく、頼もしいことです。この役割を果たして、私たちの日野八小を、「今より もっと楽しい学校」につくりあげていきましょう。

新たな期待

11月6日(月)全校朝会での話

新たな期待

― これらからの5か月の中で ―

 4月から、「今より もっと楽しい学校」を目指して、それぞれの学年が「役割」を果たしてきました。音楽会を目の前にし、令和5年度のも後半に入りました。すべての皆さんが、あと5か月すると、次の学年へと進級します。

 さて、そこで、「今の学年の役割」を果たしながら、「次の学年に役割」を担える力を身に付けてほしいと考えています。そのために、これからの5か月の中で、皆さんのチャレンジしてほしいことを伝えます。

〇6年生 … リーダー

 ・最高学年としての残りの期間を、自分たちの力で、自分たちにとってかけがえのないものにつくり上げる。

〇5年生 … サブリーダー

 ・「最高学年になったらやってみたいこと」を、はっきりと描く。

〇3年生 … 下学年の最上級

 ・自分の「学級」をよりよくするための取り組みを、自分たちの力で進める。

〇4年生 … サブリーダーへの入門

 ・次の「サブリーダー」になるために、自分の「学年」、自分の「学級」をよりよくするための取り組みを、

  自分たちの力で「積極的」に進める。

〇2年生 … 1年生を見守る

 ・1年生に、学校の楽しさを伝える。(2年生になったら、こんなことができるよ…!)

〇1年生 … 自分のことは、自分でする

 ・次の1年生が困っていたら、助けることができる力を身に付ける。

 4月に、各学年の皆さんに伝えた「役割」に、もう一つ、新たな期待(役割)が加わります。この役割をしっかりと果たして、次の学年に自信をもって進んでいけるように、一緒に取り組んでいきましょう。

運動会から音楽会へ

令和5年10月23日(月)全校朝会の話

運動会から音楽会へ

ー 人の心を動かすもの ー

 運動会について、保護者や地域の皆様から、数多くの感想をいただきました。「感動した。」「涙が出た。」などの八小の子供たちへのあたたかい言葉をいただき、とても嬉しく感じています。保護者や地域の皆さんは、八小のみんなのどのような姿を見て、このような気持ちになってくださったのでしょう。

 いただいた感想を読むと、「一生懸命に頑張る姿」「力いっぱい頑張る姿」「自分の役割を一生懸命に果たす姿」に、「感動した。」「涙が出た。」と書いてくださっていることが分かります。

 八小の一人一人の「一生懸命な姿」が、運動会を見に来てくださった皆さんの心を動かしたのです。こう考えると「一生懸命な姿には、人の心動かす力がある」ということができます。

 先週、廊下を歩ていると、「先生たちのねがい…いっしょうけんめい」と書いてある掲示物がありました。「なんだろう…?」と思って見てみると、その掲示物の隣に、2年生の音楽会に向けた練習計画が貼ってありました。さらによく見ると、こんなことが書いてありました。

…… 2年生のよいところは、「いっしょうけんめい」なところです。「いっしょうけんめい」は、見ている人にパワーを与えます。感動を与えます。音楽会は、みんなのよいところを伝えるチャンスです。いっしょうけんめいにがんばりましょう。

 でも、いっしょうけんめいにがんばると、苦しいことにぶつかるかもしれません。その時に必要なのが、「助け合うこと」です。助け合うことで、一人ではできなかったことが、ほんの少しできるようになるかもしれません。108人の「いっしょうけんめい」が合わさったら、どんな音楽会になるだろう…と、今から楽しみです。みんなで、いっしょうけんめいがんばろう! ……

 一生懸命な姿には、人の心を動かす力があります。そして、仲間と助け合うことで、苦しいことがあっても一生懸命に歩み続けることができます。

 運動会が終わり、音楽会に向けた練習が始まります。仲間と助け合いながら、八小の一人一人が、今できる「自分の一生懸命」を発揮して、音楽会に向けて、みんなで歩んでいきましょう。

 

 

運動会に向けて

市制60周年記念 令和5年度運動会 スローガン

みんながえがお 本気でチャレンジ

 これは、各クラスから「スローガンに入れてほしい言葉」を募集し、代表委員会で話し合いを重ねて決まったスローガンです。子供たちと教職員が共有している学校づくりの目標「今より もっと楽しい学校をつくる!」を達成するために、子供たちが、今回の運動会を「一人一人が、自分の持っている力を発揮して、本気でチャレンジできるようにしたい」。そして、「みんなが、笑顔になれる運動会にしたい」と考えていることが、このスローガンから伝わってきます。

 このスローガンの実現を目指し、八小のリーダーである6年生と、サブリーダーである5年生が、次の10の係を担当します。

 ①司会 ②応援 ③放送 ④審判 ⑤全校競技 ⑥得点 ⑦用具準備 ⑧ライン

 ⑨準備・整理運動 ⑩スローガン・プログラム

 リーダー・サブリーダとして、一人一人が自分の役割を果たし、全校の子供たちが、自分たちの競技や演技に本気でチャレンジし、笑顔になれるように支えます。

 さて、運動会に向けた5・6年生の役割は明確ですが、1年生から4年生までの役割は、何でしょう。1年生から4年生までの子供たちには、「自分たちを支えてくれる5・6年生に感謝しつつ、自分たちの演技や競技に全力を尽くすことが、きみたちの役割です。」と話しました。そして、自分たちの演技や競技に全力を尽くすことは、5・6年生の役割でもあります。

 運動会当日は、「みんながえがお 本気のチャレンジ」の実現に向けて力を尽くす子供たちの姿を是非ご覧いただき、大きな拍手と励ましの声をいただければ幸いです。

2学期のスタート(始業式の話)

2学期のスタート

「今より もっと 楽しい学校」を目指して

 2学期がスタートしました。みんなの元気な挨拶の声が聞こえてきて、とてもうれしい気持ちです。2学期も、「今より もっと 楽しい学校」をつくることを目指して、皆さんと一緒に、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています。

 「もっと 楽しい学校」をつくるための、今年度のチャンレンジ目標は、「工夫でつくる日野八小!」です。みんなで工夫をして、楽しい学校にしていこう…と、4月から取り組みを始めました。7月に、皆さんにアンケートに答えてもらいました。その結果を見てください。(下図)

 皆さんに、「もっと楽しい学校をつくるために、工夫していますか?」と聞いたところ、86%の皆さんが「工夫している(57%)」「どちらかといえば工夫している(29%)」と答えています。

 このチャレンジ目標を決めてから4か月の間に、これだけたくさんの人が、「くふうした」と思えたことは、とても素晴らしいことだと思います。これは、日野八小の「よいところ」だと思います。「自分たちの学校を、自分たちの工夫で、もっと楽しくしていこう」と思う人がたくさんいる…ということは、「日野八小は、工夫でいっぱい…!」ということです。私たちの学校の「自慢」が、もう一つ増えたような気がします。工夫でいっぱい 日野八小!

 今日は、「工夫」するためのこつをお伝えします。それは「いいこと 思いついた!」を大切にすることです。皆さんも、遊んでいる時、勉強ている時、友達と過ごしている時に、「いいこと 思いついた!」と思う瞬間があるでしょう。その時が、「工夫」のチャンスです。

 「いいこと 思いついた!」と思ったら、それを、人に伝えてみましょう。友達、先生、お家の人…。そして、その人たちと一緒に、思いついたことを実行してみましょう。伝え方は、いろいろです。言葉で、文章で、絵で…自分が一番得意な方法で伝えてみるとよいと思います。

 「いいこと 思いついた!」というひらめきとアイデアで、2学期も、日野八小を「工夫でいっぱい」の学校にしていきましょう。みんなの「工夫」で、「今より もっと 楽しい学校」をつくっていきましょう。