校長室だより

校長室だより

6年生 もっと楽しい学校をめざして!

4月17日(月)全校朝会の話

今より もっと楽しい学校をめざして

 ー 日野八小のリーダー 6年生 ―

 日野八小には、各学年に「役割」があります。6年生の役割は、日野八小の「リーダー」です。今、6年生は、1年生が安心して学校での一日を過ごせるようにと、1年生を支えています。

 6年生の教室の前には、6年生の決意が貼ってります(PDFデータ参照)。その掲示には、「ブラボーリーダー」という言葉があります。6年生は、日野八小のリーダーとして、「ブラボーリーダー」を目指そうとしているのです。このような言葉で、自分たちが目指すリーダー像を示した6年生に出会たことは、これまでにありませんでした。6年生の決意が思いが伝わってきます。

 1年生の入学式での6年生代表児童の言葉、始業式での6年の言葉からも、6年生が「ブラボーリーダー」として歩み始めたことが伝わってきました。

 6年生のみなさんは、「日野八小のリーダー」として「今より もっと楽しい学校をつくる」ことを目指し、その第一歩を踏み出しました。これから卒業までの毎日、「ブラボーリーダー」として、存分に力を発揮してほしいと思います。

 各学年の皆さんも、自分たちの学年の「役割」を見つめ、新しい一歩を踏み出していきましょう。そして、日野八小を、全校の皆さんと私たちで、「今より もっと楽しい学校」にしていきましょう。

ブラボーリーダーを目指して(6年生) .pdf

 

令和5年度のチャレンジ目標

 本校では、目指す学校像「すべての子供の活躍の舞台 日野第八小学校!」を実現するために、子供たちと教職員が共有しているテーマがあります。

 学校づくりのテーマ 「今より もっと楽しい学校をつくる」

 このテーマの実現を目指し、1年間のチャレンジ目標を設定しています。

 チャレンジ目標  令和3年度  今できることに 力いっぱい!

          令和4年度  ありがとうが あふれる学校

 そして、令和5年度のチャレンジ目標は…

   くふうでつくる ひの八小 ーすすんで・みんなで・楽しんで―  

 本校では、これまで、子供たちと教職員が共に考え、ESDミーティングや委員会活動の改革、たてわり活動「8プレ」など、子供たちが「力いっぱい」に取り組める場をつくってきました。また、代表委員会の「ありがとう郵便」、学級内や他学年との「ありがとうカード」の交流、運動会や学習発表会の頑張りを讃え合う学年間の交流などにも取り組んできました。子供たちが主体となったこれらの取組によって、これまでのチャレンジ目標が達成できたことを、子供たちとともに確かめてきました。

 これらの取組をさらに充実させるとともに、子供たちのアイデアを生かして「今より もっと楽しい学校」へと前進していくことを目指し、令和5年度のチャレンジ目標を設定しました。

 このチャレンジ目標の設定には、令和4年度の卒業生の思いも込められています。卒業生が学校のリーダーとしてのバトンを渡す5年生(現6年生)に送った言葉や、卒業生がこれから先の八小に託す思いを書いたメモの中に、「みんなで力を合わせて工夫することで、もっと楽しい学校をつくってほしい…。」という言葉がありました。

 そして、今、6年生は令和5年度のリーダーとして、チャレンジ目標を達成するための活動を始めています。

 6年生をリーダーとし、チャレンジ目標の達成を目指して「工夫」していくことで、日野八小を「今より もっと楽しい学校」にしていけるよう、子供たちと共に歩みを進めていきます。

 

「ありがとう」を伝え合う子供たち

「ありがとう」を伝え合う子供たち

 日野第八小学校の今年度の学校づくりのテーマは「ありがとうが あふれる学校!」です。子供たちと教職員が、このテーマを共有して、様々な活動に取り組んでいます。

 この取り組みが始まって7か月が過ぎた先日、全校の子供たちに「『ありがとう』を伝えていますか?」と質問しました。すると、全児童651人の95%にあたる618人から、「はい」という答えが返ってきました。

 子供たちが、このテーマを折に触れて思い出し、運動会のテーマに反映させたり、異学年との交流時に「ありがとう」を伝え合ったりしてきたことが、この数値に反映されているのだと思います。子供たち自身が、「ありがとう」を友達や家族、その他の皆様に伝えていると自覚することができていることを感じます。

 「ありがとう」を伝えることで、お互いが認め合い、感謝し合い、目標に向かって共に歩んでいこうとするあたたかく、力強いかかわり合いが生まれるようにすることが、このテーマに込められたねらいです。このテーマの実現に向けて、一人一人が具体的な取り組みをしているからこそ、「95%」という数値が見られたのだと思います。

 今週末には、学習発表会があります。制約の中での開催となりますが、運動会同様、子供たちは、この発表の場を、日頃お世話になっている家族やその他の皆さんに「『ありがとう』を伝える場」と捉えて準備を進めています。学習発表会での一生懸命な表現を通して、子供たちの「ありがとう」が、皆様のもとへ届くことを願っています。

 

挑戦することの楽しさ・楽しみ方

令和4年9月26日

挑戦することの楽しさ・楽しみ方

  全校朝会で、2回に分けて、「挑戦することの楽しさ」と「楽しみ方」について、子供たちに話しました。

 2学期に入り、「働く消防写生会」で入賞した子供、「夏休み 自由研究発表会『はっけん!』」で発表に取り組んだ子供、日野市の水泳大会で優勝や上位入賞を果たした子供など、学校の内外で様々なことに挑戦している子供たちの姿を目にします。

 「挑戦してみよう!」と一歩踏み出し、やり遂げたとき、挑戦した人だけが味わえる様々な心の動きを体験することができます。願いがなかったうれしさ、努力が実を結ぶ喜び…。一方で、挑戦してみたけれど力が発揮できなかった悔しさ、願いをかなえることができなかった悲しさ…。いろいろな気持ちを味わいます。このどちらも、挑戦したからこそ味わうことができる心の動きです。この心の動きが、次の目標設定や、新たな挑戦への意欲、挑戦の仕方の工夫や改善へと子供たちを導き、その繰り返しの中で、自分の成長への手応えを感じていくことができるのだと思います。子供たちが、このような「挑戦」を、自分の興味や関心、これまでの経験に合わせて、数多く積み重ねていけるようにしたいと考えています。そのための、環境や条件を整備することが、大人の役割だと思います。

このような考えのもと、「挑戦することの楽しさ」や「楽しみ方」について、子供たちに話しました。

 挑戦することには、以下の二つの楽しみ方があり、楽しさがあると考えています。

 ① 今できること、得意なことに挑戦し、もっと上手に、もっと得意になること
 ② まだできないこと、苦手なことに取り組み、少しずつ上手になっていくこと、

  一歩前進すること


 2学期は、日常の学習をはじめ、運動会、学習発表会など、子供たちが挑戦できる場面や行事が数多くあります。これらを生かして、子供たちが、自分が一番やってみたいと思ったことに、力いっぱい挑戦していけるようにしたいと考えています。

 全校朝会では、このような話をし、挑戦しようとする子供たちに、エールを送りました。

 

第1学期の大きな変化(校長室から)

第1学期の大きな変化

 八小は、第1学期に大きな変化をしました。5・6年生の子供たちを中心とした「委員会活動が活性化」したことです。

 現在、八小では、子供たちと教職員の共通の目標「もっと楽しい学校をつくる!」を合言葉に、様々な活動に取り組んでいます。その一つとして、委員会活動の在り方について考えてきました。学校を、もっと楽しくするために、自分たちの委員会にできることは何だろう…。子供たちがこの視点からこれまでの委員会活動を見直しました。そして、各委員会で「こんなことをしてみたい!」「こんなこともできる!」ということを出し合って、1年間の目標や活動内容を決めました。

 これまでの本校の委員会活動では、「学校全体にかかわる仕事に、自分たちが分担して取り組む」という考え方が主であったため、当番活動に忘れずに取り組むことが中心となっていました。しかし、今年度は違います。子供たちが、自分たちで考え、動き始めました。 

 例えば、放送委員会。1学期最後の1週間、お昼の放送では「八ヶ岳・日光 移動教室特集」を企画しました。5年生、6年生が移動教室で訪れた場所や、仲間と共に過ごして感じたことなどについて語る番組です。1年生から4年生までのみんなに、高学年の楽しい行事を紹介したい…と考えて企画したものです。また、放送室の前にポストを用意しました。このポストには、放送委員会に取材してほしいことや、クラスであった楽しい出来事などをメモして入れることができます。このメモを基に、番組をつくろう…という企画です。これも、新しい取り組みです。また、給食委員会では、給食の食器や食缶が乗ったワゴンの片付け方をチェックする「ワゴンチェック」をしました。継続してきちんと片付けができたクラスを給食の放送で紹介し、賞状を渡します。この取り組みは、昨年度も行いました。しかし、今年度は、この取り組みに、新しい価値を加えて実施しています。「八小の給食やSDGsの『食品ロス』への関心を高めたい。」という給食委員会の思いです。企画そのものは昨年度と同様でも、取り組みの先にある「ねらい」が大きく異なっています。これまでになかった企画に挑戦する委員会、これまでの活動に新たな価値を加えて実施する委員会…。どちらも、子供たちが考えた新たな取り組みです。

 そして、今年度からスタートした「コアミーティング」。各委員会の委員長が集まり、それぞれの目標や取り組みの内容を共有します。7月のコアミーティングでは、2学期の活動の重点が各委員会から報告されました。このミーティングが、各委員会の活動の活性化に大きな役割を果たしています。

 5・6年生という本校のサブリーダーとリーダーが一緒になり、委員会の活動が活性化したことで、「もっと楽しい学校」に向けて、着実に前進したことを実感しています。第2学期も、委員会活動をさらに発展させ、「子供たちが自ら考え、工夫して取り組む委員会活動」が、本校の特色となって根付いていくことを期待し、引き続き子供たちとともに歩みを進めてまいります。