校長室だより

校長室だより

1学期の真ん中で…

全校朝会の話                                   令和7年6月2日(月)

1学期の真ん中で…

ー 毎日の生活を 見つめてみよう —

 6月に入り、1学期も中盤に差し掛かりました。4月から「やってみよう・やりとげよう —レッツ・トライ!―」を目標に、いろいろな取り組みが進み、子供たちの中からも、新たな提案がたくさん出ています。

 放送委員会からは、「これまでは、週1日だったお昼の放送を、毎日やってみたい!」と。

 給食委員会からは、「栄養士さんがつくってくださる毎日の給食を紹介するメモを、給食の時間に紹介したい!」

 …子供たちが、「今より もっと楽しい学校をつくる」ことを目指し、「トライ」する姿をいろいろな場面で見ることができます。目標の達成に向けて、歩みが進んでいます。

 さて、6月は東京都の「ふれあい月間」です。そこで、今回の全校朝会では、この期間に、友達との関わりを見つめなおしてみよう。そうすることで、『今よりもっと楽しい学校』に、また、一歩、近づくことができる…という話をしました。 

 今、1年生の教室前には、「わたしの おひさま」といテーマでの図工の絵画作品が掲示されています。この「おひさま」は、明るくあたたかい色で、スケールの大きな、たくさんの笑顔が描かれています。1年生の絵画を紹介しながら、「いじめや暴力は許さない」ということに触れ、友達とあたたかな関わりを築き、日野八小を「みんなの笑顔でいっぱいにしよう。」と話しました。

 また、今週は、「あいさつ週間」です。「あたたかな関わりを築くための、第一歩が『あいさつ』です。たくさんの人と、あいさつをしてみましょう。きっと、気持ちがあたたかくなります。」と話しました。

 

委員会の「レッツ・トライ」

全校朝会の話                        令和7年5月12日(月)

委員会の「レッツ・トライ」

 先週、本校の5・6年生が所属する10の委員会から、「今年度の目標」を紹介する「委員会紹介集会」が行われました。

 各委員会の委員長、副委員長が、全校の子供たちの前で、自分たちが「今より もっと楽しい学校をつくるために、やってみること」を、自分たちの言葉で発表しました。その内容は、次の通りです。

 子供たちは、それぞれの委員会の目標に向かって歩みを進めていきます。その過程で、今年度の子供たちと教職員の共通目標である「やってみよう、やりとげよう ‐レッツ・トライ‐」を達成していけるように、子供たちともに考え、工夫してまいります。この目標を達成した時に実現できる「今より もっと楽しい学校」を描いて…。トライし続けていきます。

<各員会の目標>

代表委員会 元気に 楽しくみんなで トライ!
栽培委員会 いっぱい グリーン ひの八小!
放送委員会 新しいことにトライして、楽しい 放送をしよう!
保健委員会 きもちよくすごせて あんぜんな八小づくり
給食委員会 少しでも 食べ残しを減らそう(苦手な食べ物の魅力を紹介!)
図書委員会 ルールを守って 楽しく本をよもう
広報委員会

みんなが分かりやすく 楽しめる ポスターづくり

体育委員会 すべての学年に体育を 楽しんでもらえるように、積極的に行動しよう
集会委員会 自分たちも楽しめる 面白くて、新しい集会をつくろう
環境委員会 昨年よりも環境を美化し、維持しよう

 

各学年の役割と「レッツ・トライ!」

全校朝会の話                                     令和7年4月21日

各学年の役割と「レッツ・トライ!」

 本校には、1年生から6年生までの各学年に、それぞれの発達の段階に応じた「役割」があります。今日の全校朝会では、各学年それぞれが担う「役割」について話をしました。また、最後に、この役割と「今年度のみんなの目標『やってみよう・やりとげよう―レッツ・トライ!ー』」との関係について話をしました。

<各学年の役割>

 6年生 リーダー … 「今より もっと楽しい学校」をつくるために、全力を尽くす。

            ➡ 学校を変えていく主人公になろう

 5年生 サブリーダー … 6年生を支え、6年生をフォローする

            ➡ 次のリーダーとしての力を身に付けよう

 4年生 リーダーへの入門 … 上級生の一員として、5・6年生の動きをよく見て協力する。

            ➡ 学んだことを「学年」の活動に生かそう

 3年生 下級生の最高学年 … 1・2年生のリーダーとして、頑張っている姿を見付け、

                声をかける

            ➡ 自分たちの一生懸命で、楽しそうな姿を見せよう

 2年生 1年生を見守る … 1年生を助け、お手本になる

            ➡ 手伝うよ…助けるよ…一緒だよ…と、声をかけよう

 1年生 自分でやってみる … 自分でできることは自分でやってみる

            ➡ できることを、増やしていこう

 これらの「各学年の役割」を果たすことは、「トライ」することそのものです。そして、この役割を果たすことが、みんなの目標「やってみよう・やりとげようーレッツ・トライ!-」の実現に繋がります。そしてこのことが、本校の子供たちと教職員が共に目指す中期的な目標「今より もっと楽しい学校をつくる」の実現につながります。

 自分のペースで、自分たちの得意を生かし、楽しみながら各学年の役割を果たしていけるように、子供たちと共に歩んでいきます。

令和7年度の目標

全校朝会の話                                     令和7年4月14日

 令和7年度 みんなの目標

 

 今日は、今年度初めての全校朝会でした。本校では、中期的な目標今より もっと楽しい学校をつくる」を達成するために、年度ごとに、子供たちと教職員が共有して取り組む「目標」を決めています。

 今年度の目標は、「やってみよう・やりとげよう ―レッツ・トライー」です。

 令和6年度末の3月、全校の子供たちから、「来年度の目標に取り入れたい言葉」を募集しました。子供たちからは、「挑戦」「役割を果たす」「あきらめない」「努力」「積み重ね」「緑と笑顔」「仲よし」…などなど、たくさんの言葉が集まりました。教職員からは、「令和6年度に大きく育った、子供たちの『チャレンジしようとする姿』を大切にしながら、諦めない姿や継続して努力する姿を育てていきたい。」との声がありました。これらを踏まえて、新たな目標を設定しました。

 今日は、この目標に込めた意味を子供たちに伝えました。

 〇こんなことしてみたいな…。こうなったらいいな…と思ったら、まず、やってみよう!

 〇やってみて感じたこと、考えたことをもとにして、工夫し、試行錯誤を繰り返し、

  自分のペースで、仲間と共に、粘り強く、ゴールに向かって歩み続けていこう!

 今年度は、子供たちの「学びのステージ」である学校や地域の中のいろいろな場面で、子供たちが「トライ」する姿がたくさん見られるように、子供たちと共に歩みを進めてまいります。そして、私たち教職員も、子供たちと同様に、いろいろなことに「トライ」していきます。

 

新しい学級名は「つばめ学級」

全校朝会の話                                    令和6年12月9日

新しい学級名

― つばめ学級 ―

1 代表委員会の子供たちからの発表

 代表委員会からのお知らせです。来年度から八小に誕生する「新しい学級」の名前が決まりました。皆さんへのアンケートを基に、話し合って決まった名前を紹介します。

 学級名は「つ・ば・め」、「つばめ学級」です。

 この名前に決定した理由の一つ目は、毎年、春になると八小に来る鳥だからです。

 理由の二つ目は、つばめは「幸せを呼ぶ鳥」と言われているからです。

 全校の皆さん、アンケートへのご協力、ありがとうございました。来年度は、つばめ学級のみんなと一緒に、学校を盛り上げていましょう。これで、代表委員からのお知らせを終わります。

 

2 代表委員会の子供たちの発表を受けての校長の話

 代表委員会の皆さんから、大切な発表がありました。新しい学級名は「つばめ学級」です。この名前に決まった二つの理由について紹介がありました。この理由をさらに詳しくみていきましょう。

 理由の一つ目は「毎年、春に来る親しみのある鳥だから…」でした。

 私たちの八小には、とてもたくさんのつばめの巣があります。毎年、春から夏にかけて、つばめたちがやってきて巣をつくり、雛をかえします。親つばめは、一生懸命にえさを運んで、その雛たちを育てます。そして、雛たちは、すくすくと大きくなって、八小の軒下から大きな空へと巣立っていきます。この光景を、私たちは、目の前で、毎年毎年、繰り返し見ることができます。

 さて、それではなぜ、つばめたちは、毎年、私たちの八小に来るでしょうか?それは、この八小が、つばめたちにとって「安心できる場所」だからです。もし、ここが危険な場所であれば、自分の命や雛の命を守るために、ここへはやって来ないはずです。私たちの八小が、子供たちが安全にすくすくと育つ安心できる場所だからこそ、こうして毎年、つばめたちがやって来て、巣立っていくのだと思います。「つばめ学級」という名前には、つばめ学級のみんなが、「この八小で安心して過ごし、どんどん成長していってほしい」という願いが込められています。

 理由の二つ目は、つばめが「幸せを運ぶ鳥」だと言われているから…」でした。

 つばめが毎年やって来る…ということは、巣立っていったつばめたちが、また、八小に帰ってくる…ということです。巣立って行ったつばめたちが大人になって帰って来ます。そして、帰ってくるときには、「幸せ」を一緒に運んできてくれます。

 「つばめ学級」という名前には、八小に新しくできる特別支援学級のみんなが「幸せになれるように…」という願いが込められています。同時に、「つばめ学級のみんなと一緒に過ごす八小のみんなが、幸せになれるように…」との願いが込められています。

 みんなで知恵を出し合い、話し合って新しい学級の名前が決まりました。こうして決まった「つばめ学級」という名前を、この名前に込めた意味と一緒に大切にしていましょう。令和7年度は、つばめ学級のみんなと一緒に八小を盛り上げ、「今より もっと楽しい学校」をつくっていきましょう。

二つ目の役割を果たす

全校朝会の話                                    令和6年11月25日

二つ目の役割を果たす

― 令和6年度の後半に向けて ―

 2学期も残り1か月、令和6年度は残り4か月となりました。2学期は、運動会や学習発表会などの大きな行事を、皆さんの力でつくり上げてきました。その中で、皆さんは、いろいろなことに「チャレンジ」してきました。

 このような行事以外にも、4月以降、皆さんは、自分たちで考え、アイデアを出し合って、日野八小を「今より もっと楽しく」するための取り組みを積極的に進めてきました。本校独自のキャラクターづくり(ハッピーはちはち)、「なかプレ」の用具を使った昼休みのイベント、ハッピーはちはち指示棒づくり、他学年や幼稚園・保育園との交流、地域や保護者の皆さんの力を借りた総合的な学習の時間の取り組み、七生緑小あおぞら学級との交流、たちばな学級の閉級に向けたタイルアートづくりの企画…などなど、数えきれないくらいのチャレンジをしてきました。このような取り組みが進む中、私たちの日野八小は、どんどんと活気づいてきています。

 ところで、皆さん。4月に皆さんにお話しした「各学年の役割」を覚えていますか。各学年に二つの役割を示しました。今の皆さんの姿を見ていると、その一つ目の役割は見事に果たしていると思います。そして、令和6年度の後半に向かう今、二つ目に示した役割に注目してほしいと思っています。ここには、次の学年に進級・進学するまでに取り組んでほしいことが書かれています。一つ目の役割を果たしながら歩んでいる皆さんには、この二つ目の役割を果たす力が、しっかりと身に付いているはずです。今、改めて二つ目の役割を見直し、3月までの間にその役割を果たしてほしいと思います。この役割を果たす時、皆さんは、自信をもって進級・進学できる力を身に付けることができると思います。

 仲間と共に、この二つの役割を果たし、進級・進学へと向かって歩んでいってほしいと思います。そのことが、今年度のテーマ「すすんで・みんなで・楽しんで ―チャレンジ ひのはち!-」の実現につながるのだと思います。

         <各学年の役割>

「成功」を振り返る

全校朝会の話                   令和6年10月21日(月) 

       「成功」を振り返る

○運動会は、保護者や地域の皆様からもたくさんの拍手と称賛の声をいただき、

 子供たちにとっても、「大成功」の喜びを感じたことと思います。

○保護者の皆様から寄せられた感想や、子供たちが書いた運動会の振り返りを読み、

 子供たちと一緒に、次のことについて考えました。

1 成功したって、どういうこと?

 ➝ 子供たちの振り返りから、「成功」をどのような言葉で表現しているかを

  ピックアップしました。

 ・自分の力を出し切ることができた ・できなかったことが、できるようになった

 ・今までより、上手にできた    ・みんなで力を合わせることができた

 ・楽しくできた。 ・見ている人に感動を与えることができた

2 はじめからうまくできていたの?

 ➝ ここでは、はじめは不安であったこと、うまくいかずに落ち込んだこと、

  どうしたらよいか分からなくなったこと…などついて振り返りました。

3 それで、どうしたの?

 ➝ ここでは、不安な気持ちや落ち込んだ気持ちになったとき、どのような行動を

  とったのか…について振り返りました。

  ・できるまで、何度も練習した   ・家でも練習した。

  ・毎回の練習に集中して取り組んだ ・友達に教えてもらった

  ・友達と励まし合い、協力し合って練習を続けた

4 そのあと、どうなったの?

 ➝ 「3」の行動をとった後の、子供たちの振り返りの言葉をピックアップしました。

  ・だんだんと、こつが分かってきた ・すこしずつ、できるようになってきた

  ・自分も友達も、上手になってきた ・なんだか楽しくなってきた

  ・楽しくて、夢中になって、もっと上手にできるようになりたいと思うようになった。

5 そして迎えた当日は…?

 ➝ ここでは、当日の演技や競技の直前の子供たちの言葉をピックアップしました。

  ・とても緊張した      ・自分一人じゃないと思った

  ・全力を出し切ろうと思った ・これが最後だ…と思って集中した

  ・たくさんの人に、練習の成果を見てもらおうと思った

 ➡ 2から5までの順を辿って、自分たちの出番を迎え、存分に演技や競技を行い、

  子供たちは「成功」を実感しました。

6 「成功した…」って、思えるのは…

 〇上手くいかないことがあったり、不安になったり、悩んでみたりしながら、

  自分の力と仲間の力で、不安や悩みを乗り越えてきたからこそ「成功した」

  と感じることができるのだと思います。

7 まだまだ続く、「チャレンジの チャンス!」

 〇2学期、3学期と、まだまだチャレンジのチャンスはたくさんあります。

 〇学習発表会などの行事の中で、授業の中で、習い事や地域行事の中で、

  チャレンジしてみましょう。自分たちでそのチャンスの場をつくり出してみる

  こともできます。

 〇得意なこと、好きなこと、苦手なことなどにチャレンジし、上手くいくこと、

  上手くいかないことを味わいながら、仲間と共に試行錯誤を繰り返し、

  「成功した」という気持ちを、たくさん味わっていきましょう。 

運動会に向けて チャレンジのチャンス!

9月30日(月)全校朝会の話

運動会に向けて

― チャレンジのチャンス! ―

 運動会の練習が進んでいます。子供たちが考えた今年度の運動会スローガンは…

「パワー全開 全力スマイル 第八小学校」です。

 1学期、今年度の目標「チャレンジ ひのはち! ―すすんで・みんなで・楽しんで―」について子供たちに話をする中で、「チャレンジの仕方は二つある」と伝えました。

 〇 自分の好きなこと、得意なことにチャレンジする

 〇 自分の苦手なこと、得意ではないことにチャンレンジする

 八小の子供たちの中にも、運動会が好きな人、運動会が苦手な人…いろいろな人がいると思います。もうすぐやってくる「運動会」は、運動会が好きな人にとっても、ちょっと苦手だな…という人にとっても、「チャレンジ」をしてみるチャンスです。自分のもっている力をいっぱいに発揮して、短距離走や演技に取り組んでいこうと話しました。

 また、八小の全校の子供たちが「チャレンジへのチャンス」を生かすことができるようにするために、5・6年生は、運動会の係活動に取り組んでいます。その姿を紹介しました。

 運動会に向けて取り組む子供たちの姿に、たくさんのエールを送っていただければ幸いです。

      

第2学期始業式 「チャレンジしよう!」

第2学期始業式の話

チャレンジしよう!

 第2学期のスタートにあたり、今年度の子供たちと教職員が共有して取り組んでいる目標を、改めて確認しました。

   令和6年度 学校づくりの目標 「すすんで・みんなんで・楽しんで! チャレンジひのはち

 その上で、次のことを伝えました。

 今学期は、運動会や学習発表会などの行事、各教科等の学習の中で、いろいろなことにチャレンジする機会がたくさんあります。自分がチャレンジしてみたいと思ったことに、どんどん取り組んでいきましょう。

 「チャレンジ」は、常に成功するとは限りません。うまくいかないことや、失敗した…と思うこともあるでしょう。そう思うことがあるからこそ「チャレンジ」なのです。確実に成功すると分かっていることだけを並べてみても、それだけでは「チャレンジ」とは言い切れません。失敗をおそれずにやってみること…うまくいかなかったと思っても工夫を凝らして諦めずにやってみること…これこそ「チャレンジ」です。

 でも…本当は誰でも、失敗することは「うれしいこと」ではありません。では、うまくいかなかったり、失敗したと思った時、皆さんはどうしていますか?どうしたら、あきらめずに前に進むことができるのでしょう。自分の周りの人が「失敗した…」と思っている時、その人のために自分にできることは何でしょう…?

 2学期には、こんなことを、みんなと一緒に考えながら、「チャレンジ」を続けていきたいと思っています。

 2学期の全校朝会では、このことについて考えていきたいと思います。

 さあ、2学期のスタートです。「チャレンジひのはち」の目標達成を目指して、いろいろなことに挑戦していきましょう。

「なかよしプレイタイム」を振り返って(6年生のチャレンジ)

7月8日(月)の全校朝会から

「なかよしプレイタイム」を振り返って

― 6年生のチャレンジ/最上級生としての責任感 ―

 本校のリーダーである6年生が、1学期の「なかよしプレイタイム(なかプレ)」の振り返りをしました。今より、もっと楽しい「なかプレ」をつくることで、「今より もっと楽しい学校」をつくろうと考えて、この「振り返り」をすることになりました。各班の班長である6年生は、次の3点について振り返りました。

 ①  もっとメンバー同士が仲良くなるために

 ②  もっと遊びを楽しくするために

 ③  2学期からやってみること(改善点)

 班長の皆さんは、①②を振り返りながら、いろいろなことを考えました。その中で、班長としての悩みも出てきました。「メンバーのみんなが、なかなか話を聞いてくれない…」などという声もありました。

 しかし、そこで班長のみなさんは考えました。どうしたらよいのだろう…。そして、出した結論が、「自分たちのやり方を変えていく!」ということでした。「もっと話を聞いてください。」と、メンバーにお願いしたり、注意をしたりするのではなく、「自分たちが、もっと楽しい遊び方を工夫し、分かりやすいルールにしたり、説明を短くしたりすれば、きっと、メンバーのみんなにとって、もっと楽しい遊びができるようになる。そうすれば、きっと、スムーズな運営ができるようになる。」と考えたのです。

 この班長の皆さんの姿からは、「相手に変化を求めるのではなく、自分たちが変わっていこう。そうすることで、自ずと相手が変わり、共に目標を達成していくことができる。」と考えていることが伝わってきます。

 班長の皆さんは、このような考えに立って「③2学期からやってみること」を考えました。そして、遊び方についてのアイデアはもちろん、メンバーである下級生への接し方にまで考えを及ばせていました。「メンバーに、明るい声掛けと笑顔で接する。」「一緒にやろうと、声をかける。」「メンバーの名前を覚える。」「あまり話をしない人に、積極的に話しかける。」「メンバー同士が交流できるようにする。」「自分たち(6年生)が楽しんでいる姿を見せる。」…。

このような6年生の姿からは、最高学年としての自覚と責任感を感じます。この姿を見て、私は、「6年生!ありがとう!」という気持ちでいっぱいになりました。

 同時に、このような気持ちで「なかプレ」をつくっていこうとする6年生に、1年生から5年生までの皆さんが協力できることは何だろう…と投げかけました。6年生の思いを受け止め、1年生から5年生が、自分たちにできることや、自分たちの役割を考えながら、6年生とともに「今より もっと楽しい『なかプレ』づくり」にチャレンジしていくことを期待しています。