校  長  あ  い  さ  つ

中学校生活で大切にすること

校長 金川 正樹
 

今、学校は大きな変化を迎えています。コロナ感染症対策のため、学校生活や学校行事の在り方など、数年前とは大きく違ったものとなりました。また、GIGAスクール構想により、一人一台のパソコンを使った授業も始まり、授業の様子も、数年前とは違ったものとなってきています。

社会においても、コロナの問題、ウクライナの問題、近隣の国々との問題、経済の問題、AIの問題などなど、数年前とは全く違った情勢となっており、大きく変化し続けています。

 それぞれの学校には、これまで築きあげてきた伝統と文化がありますが、大きく変化し続ける現代においては、今まで通りのやり方では通用せず、日々の創造や対応が求められています。

このような中において、何を目指し、どのように学校生活を送ってゆけばよいのか分からず、不安を感じている生徒も多いのではないかと心配しています。

 しかし、どんなに社会が変化しても、学校生活が変わっても、そこで生きていく私たちは変わっていないのです。人間として、大切にすべきことは変わりません。本校の「教育目標」は以下の3つです。

みずから学び、真の学力をつけよう
豊かな心を持ち、みんなと協力しよう
身体をきたえ、健全な心身をつくろう
この教育目標の実現に向けて、胸を張って、手を取り合って、取り組んでまいります。

 

今年度も、落ち着いた学校生活を通して、生徒一人ひとりを大切にし、多様な学びの中で、生徒の可能性を伸ばす教育を推進してまいります。中学校3年間は、学力をつけることはもちろんですが、人間として、自分の在り方や生き方を考える心の教育にも力を入れてまいります。

そして、「頑張る時は、いつも今」「大切にしよう、素直な心」「感じよう、人の役に立つ喜び」の三つを基本心情として、学校教育を展開いたします。

大きく変化し続ける現代の中で、新しい文化、伝統をともに創り出していきましょう。

 

 また、教育は学校だけでできるものではありません。学校と家庭と地域が、それぞれの役割を自覚しつつ、手を取り合ってこそ、しっかりとした教育が可能となります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。今後ともご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

日野市立三沢中学校

 校長 金川 正樹