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子供たちがつくる授業 2年『お手紙』ー研究推進委員会
10月1日に引き続き、今年度3度目の研究授業を行いました。
潤徳小学校では、第4次日野市学校教育基本構想を受け、「子供たちがつくる」教育活動の具現化を図っています。日々の授業の中でも「子供たちが能動的に学び、他者の考えを認め合い、交流する」場面をつくり出すことができるよう、今年度は以下の研究テーマのもと、授業改善を推進しています。
ファシリテーターとしての教師の役割
~子供たちがつたえ、つなぎ、つくりあげる授業~
第3弾として、第2学年国語「お手紙」の授業が行われました。子供たちは、場面の様子に着目して、登場人物の行動を具体的に想像し、自分の考えを友達に伝え合っていました。
「うんうん」
「分かる」
「たしかに!」
あたたかい聞き合いの姿勢がたくさん見られました。
授業の様子をお伝えします。ぜひご一読ください。
【子供たちがつくる学校プロジェクト】話し合い、深まる!
昨日、本校の児童会本部役員会の委員長、副委員長と八小の代表委員会の委員長とが「潤八なかよし大作戦」について協議を行いました。
今日の昼、「中央委員会」(児童会本部役員会と各委員会委員長による会議体)が開催され、予定されていた議題に加え、八小からの「潤八なかよし大作戦」の提案について説明がありました。
「潤八なかよし大作戦」に関する本校の取組、八小の取組については、了承が得られ、具体的な準備を進めていくことでまとまりました。
中央委員会終了後は、各委員会の委員長が退室してから児童会本部役員会の子供たちがそのまま残り、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の3本柱、「潤八なかよし大作戦」、「MJリターンズ!」、「潤フェス×クリスマス」の担当に分かれ、引き続き、話し合いが行われました。
一方、同時刻、図工室では各たて割り班リーダーが構成員となる「展覧会実行委員会」が開催されていました。
今日は、話し合いというより、作業が行われています。
先日のたて割り班活動で、たて割りとして展覧会に関わっていくことが話し合われたので、今日は、その先の作業に進みつつあるようです。
「・・・the sea」
何か、「海」に関わる紙を作っている子たちがいますが・・・
来週、そのことが明らかになっていくようです。
「子供たちがつくる学校プロジェクト」の成否は、こうした見えないところでの話し合いや作業にかかっています。
実際の社会でも、派手なプロジェクトの裏側では地道な会議や作業が行われているわけで、本校では、こうしたプロセスを重視しています。【校長】
【潤八】【デジこれ】潤八×ICTで質の高い授業を!
2学期からスタートしている「潤八なかよし大作戦」。
両校の「子供たちがつくる学校プロジェクト」を推進する観点から、共同イベントの計画等に目が向きがちですが、もう一つ大事なねらいとして、「共同授業」の実施があります。
本校は一昨年度まで、熊本県の山都町立潤徳小学校と「東西潤徳小学校コラボレーション」に取り組んでいました。
日野市、そして本校と全く環境の違う九州の学校との交流は驚きの連続であり、「共同授業」を行った際も、その「違い」についてピックアップする内容が多く見られました。(一例は、こちら)
しかし、「共同授業」を行う際の課題もありました。
他県ですので、児童が使用する教科書や個人端末の機種が違うこと、スクールバスの運行の関係から、本校と生活時程が違うことなどです。
ですから、「共同授業」の実践は、イベント的な側面があり、日常的な授業の交流は難しい面がありました。
しかし、八小は、同じ市内ですから、上述の課題はほとんどクリアされます。
また、同じ地域内の学校同士のため、社会科、総合的な学習の時間などでは、両校で同一の学習課題を設定し、学びを深めることも可能です。
ですから、日常的な授業の交流につなげやすい環境といえます。
特に3年生は、社会科で日野市のことについて学習します。
つまり、本校も八小も「共同授業」を進めやすい学年なのです。
このこともあり、本校の3-4と八小の3-1の子供たちは、先行して「共同授業」に取り組み始めています。(詳しくは、こちら)
久し振りに八小の3-1の子たちが画面に映って、歓声を上げる本校の3-4の子供たちです。
授業ですから、本校の日直の児童が代表して号令をかけます。
3-4日直「これから、2時間目の授業を始めます。」
両校3年生「よろしくお願いします。」
今日の授業の内容は、先月、「阿川園」を訪問し(詳しくは、こちら)、梨の栽培について学んできたことを八小の児童に伝えるというものです。
本校から「阿川園」には徒歩で行けますが、八小からは徒歩で行くには難しく、日野市の農業について学習している八小の子供たちにとっては、ほとんど知らない内容と思われるので、学びを深めることにつながるはずです。
こうして、グループごとに交流を開始します。
先月、初めて交流した際、Chromebookの小さな画面だけでは、グループ全員が画面を見ながら話すことが難しいという大きな課題が見付かりました。
そこで、本校が東京都教育委員会「デジタルを活用したこれからの学び(デジこれ)推進地区」実践校の指定を受けたことに伴う予算で購入したモニター(詳しくは、こちら)をフル活用し、端末の小さな画面をのぞき込まなくても交流しやすいよう、改善を図りました。
両校児童とも、端末使用のスキルアップが図られています。
Google Meetの接続は自分たちで行っています。
本校3年生A「すみません、カメラONにしてもらえますか?」
本校3年生B「これから発表するので、マイクをOFFにしてください。」
画面越しにコミュニケーションをとりながら調整していきます。
でも、オンラインにはトラブルがつきもの。
なかなか、画面が映らない班もあり、こうした時は、担任同士が電話で連絡を取り合って状況を確認しています。
急にアナログに戻ります。(苦笑)
「デジこれ実践校」ですから、ちょっと近未来的な取組も進めます。
日野市では、授業支援ソフトとして「ミライシード」を導入しています。
その中の「ムーブノート」の機能を使い、本校の3年生たちは、「阿川園」で学んだことを電子メモにまとめています。
それを「画面共有」しながら、八小に説明しています。
八小の子たちも同じ電子メモを見ながら説明を聞くことができるわけです。
当然、交流ですから、八小からもアプローチがあります。
八小3年生A「梨の木って、どんな木ですか?」
本校3年生C「普通だけど・・・あ、梨が取りやすいように、枝が針金に絡まっています。」
八小3年生B「梨の花は何色ですか?」
本校3年生D「白い色です。見学したときはあまり咲いていなかったけど、春は白い花でいっぱいになるそうです。」
ひととおり発表を終えると、フリータイムになります。
本校3年生E「八小では、どんな勉強をしていますか?」
八小3年生C「国語は『ちいちゃんのかげおくり』です。」
本校3年生たち「おぉ、同じ~!」
同じ市内ですからねぇ・・・。
だんだん、くだけた質問も。
本校3年生F「運動会、どっちが勝った?」
八小3年生D「白組!」
互いに喜ぶ白組の子たち。
こうして、学びも友情も深めることができました。
八小の子たちからは、梨の育て方がよく分かったなどの感想が寄せられていました。
最後に手を振り合って交流終了です。(八小から見た交流の様子は、こちら)
ちなみに、「電子メモ」には、八小からのリアクションも付けることができます。
自分のまとめた「電子メモ」に「拍手」のリアクションがついていないか、何回も見直している子もいました。
今回は、本校からの発表でしたが、今後、八小からの発表も計画されています。
だんだんとスキルアップし、充実した「共同授業」につなげてほしいと思います。【校長】
【潤八】潤徳×八小 トップ会談
今日からアメリカのトランプ大統領が3日間の日程で訪日し、明日には日米首脳会談も予定されています。
それに先立ち、今日の昼休み、「潤八なかよし大作戦」を進める本校と八小との間でもオンラインによる「首脳会談」が行われました。
参加者は、本校の児童会本部役員会6年生の委員長と副委員長(潤八担当リーダー)、八小の代表委員会6年生の委員長です。
本校、八小とも運動会という一大行事を終えたこともあり、「潤八なかよし大作戦」の具体化を図るべく、両校児童のトップ同士で互いの構想を伝え合うことにしたのです。
オンラインといっても、緊張感いっぱいの本校の委員長、副委員長です。
国の首脳同士もそうですが、まずは、トップ同士の個人的な信頼関係が大事です。
互いに自己紹介しながら、話し合いを始めていきます。
実は、運動会の裏で、両校の児童会本部役員会、代表委員会では「潤八なかよし大作戦」のアイデアをかなり相談していて、そのことを出し合いながら、実現できるかを検討しました。
八小では、本校では行われていない、「ある取組」があり、そのこと活用して交流できないかという提案がありました。
本校の委員長、副委員長も興味津々で聞いていました。
最後には、
児童会本部役員会副委員長「好きな推しキャラは何ですか?」
といった個人的な質問も出るなど、終始和やかな雰囲気で行われた「初首脳会談」。
今後の展開に期待できそうです。(八小の様子は、こちら)
本校の「子供たちがつくる学校プロジェクト」の3本柱、「潤八なかよし大作戦」、「MJリターンズ!」、「潤フェス×クリスマス」、それぞれがピッチを上げて進行しています。
ところで、その柱の1つである「MJリターンズ!」の大事なパートナーである明星大学学友会吹奏楽団が10/25(土)に行われた「第73回全日本吹奏楽コンクール」に出場し、見事、銀賞を勝ち取りました!
団員の皆様、受賞、おめでとうございます!
こちらも、今後の連携に拍車がかかりそうです。【校長】
潤徳小の給食はなぜおいしいの?
日野市の、そして、本校の給食はとてもおいしいと言っていただくことが多くあります。
もちろん、専門家である栄養士、プロの給食調理員の腕によるところもありますが、地産地消の新鮮な食材を使うことにこだわっているのも大きな理由です。
社会科で「日野市の農家の仕事」の学習を進めている3年生。
今日は、本校にも地場野菜を提供してくださっている「伊藤農園」を見学させていただけることになりました。
広い畑の中を伊藤さんに直接案内していただきます。
ハウス内にはトマトの苗が1000株以上もあるそうです。
大根、なす、ねぎ、小松菜・・・
様々な野菜が育てられています。
伊藤さん「この野菜、何だか分かる?」
3年生A「レタス!」
3年生B「キャベツ!」
3年生C「白菜!」
畑で野菜が育てられているのをじっくり見たことがない3年生たち。
知っている野菜を適当に答えています。
伊藤さん「これは、ブロッコリーだよ。」
3年生たち「へぇ~。」
校長「にんじんは木の実で取れるからおいしいよねぇ。」
3年生D「校長先生、子供にうそを言っちゃいけないんだよ!」
そのくらいは知っているようです。(苦笑)
土の中にどっさりついている里芋にびっくり!
今年の夏は、特に暑く、栽培するのがとても難しかったそうです。
そりゃ、そうですよねぇ・・・
ほうれん草などはデリケートで、条件が悪いと、発芽もしないのだそうです。
生育状況が悪いと出荷できません。
ちょっと育ちの悪い大根を持って説明していただきました。
連作障害を防ぐため、土壌消毒も必要です。
ただ、種や苗を植えるだけではダメなのです。
学校の畑とは比べ物にならないくらい大きく育ったさつまいもに歓声が上がります。
3年生たち「うわぁ、重い!」
最後は質問タイムです。
3年生E「育てるのが一番難しい野菜と、簡単な野菜は何ですか?」
伊藤さん「トマトがいろいろと手を加えなければならないので大変です。小松菜は育てやすいかな。」
全部で16~17種類の野菜を育てているそうで、管理も大変です。
毎日、おいしく、安全に給食を食べることができるのは、こうした生産者の方々の努力があることを忘れず、感謝の気持ちをもってほしいものです。
伊藤農園の関係者の皆様、作業があるにもかかわらず、見学を受け入れていただき、ありがとうございました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)