学校の様子

児童朝会 (2月15日)

少し暖かい朝です。

児童朝会では校長先生からお話がありました。

校長先生のお話
先日、テレビで3.11(東日本大震災)に関係する番組をみました。あとひと月くらいでまた今年もこの日がめぐってきますね。
ある男性が、今までできなかったことを今やっている、という話をしていました。
石巻市ではあの日、大きな津波が来て、町全体が飲み込まれてしまいました。
たくさんの命が失くなった場所です。校長先生も、大川小学校や、最後まで地域の人たちに避難してください、と放送を続けた役場の人がいた建物を見てきましたが、本当に涙が止まらない場所でした。
テレビに出てていた男性は、あの年は1月に少し早目の定年退職をしていたそうです。ですから少しのんびり自分の好きなことをして過ごしていたその頃、
あの大きな地震がやってきたのです。ついこの間でまで一緒に働いていた仲間は
人のために命を落としてしまった人もいるのに、自分は仕事をやめていたので生きている、
そのことがとても悔やまれるのだ、と話していました。
5年たった今、ようやく亡くなった仲間のお墓参りに行けるようになったのは、「生きている」ことが大事、亡くなった方々の分までしっかりと生きよう、と思えたのだということです。
生きていると、嫌なこと、思いどおりにならないことがたくさんあります。
でも、生きていればいいこともたくさんあるのです。
「生きている」ことを大切にしていきたいですね。